これまでのあらすじ
小学生女子のみなさんこんにちは〜!
どうもこんちわ〜、シャオリューでーす! フェミニストで、通信大学生(つうしんだいがくせい)です。フェミニズムのブログをやっています。
こんにちは〜Dです! フェミニストで、ブログやってます。
この記事はふたりのフェミニストが、日本全国の小学校高学年女子のみなさんに向けて書いています。
この記事は【小学生女子】小学校の女子トイレが危険になる⁉︎【必読】の後編です!
前編を読んでないひとは、前編から読んでね!
前編では、女子トイレの裁判(さいばん)があったよって話をしたんだよね。
そう。トランスジェンダー女性っていう、髪を長くしたりスカートを履いたり(はいたり)化粧(けしょう)をしている、いわゆる女性の格好(かっこう)をしている男の人が女子トイレに入ってもいいのかって裁判(さいばん)だったよ。
この人以外にも「女性として生活しているから女子トイレを使いたい!」っていう男性がいたら、裁判所(さいばんしょ)がまた「女子トイレ使っていいよ!」って言う可能性(かのうせい)がある。
裁判(さいばん)までしなくても、どうせ「女子トイレ使っていいよ!」って言われるに決まってるから、空気を読んで女子トイレに入れてしまうひとたちも出てくるだろうね。
最高裁(さいこうさい)の裁判(さいばん)でこういう結果(けっか)になったってことは、女子トイレの未来があぶないんだ。
なんと一週間もたたないうちに、茨城県庁がやってくれました!!!!茨城県庁内で身障者向けに設置されている個室トイレを、共同トイレにすると発表したよ。
ヒエー!!!! 誰も何も言ってないのに、自分から男女共同トイレを作るひとたちが出てくるとは思わなかったよ!!!!
茨城県庁がいうには、経済産業省とトランスジェンダー女性の職員との最高裁判決を踏まえた対応とのことだ……。
女の子はこれからのトイレをどう使っていけばいいんだろう? わたしたちの考えたアイデアを紹介するよ。
共同トイレでサバイブ!
とはいっても、最高裁(さいこうさい)に決め付けられたことを変えるのはしばらくはむずかしい。
じゃあこれからどうすればいいだろう?
ひとりひとりにできることは多くないけど、何もしなかったらだれも何も変わらない。
たしかに、本当はいやだけど差別(さべつ)だからってがまんして、言えない子も多いと思うな〜。
というわけで、むかし小学校女子だったわたしたちが、サバイブするアイデアを考えてみた。
できること、やれそうなことをチャレンジしてみてくれ!
トイレでサバイブ8条(じょう)
- ・男がトイレにいたら逃げろ(にげろ)!!!!
-
その男がどんな格好(かっこう)をしていても逃げるんだ(にげるんだ)。でも、人はおどろいたら身体(からだ)が固まってしまう。
友達とトイレから逃げる練習(れんしゅう)をしてもいいと思う。
- ・友達といっしょにトイレに行く
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これまで女性がトイレにひとりでいるときに男に殺されているから。
- ・友達(ともだち)がいなくても、女子がよく使うトイレに行く
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これまで女性がトイレにひとりでいるときに男に殺されているから。
- ・何人かの女の子たちと一緒に、男と同じトイレを使いたくないと宣言(せんげん)する
-
今回の裁判(さいばん)でトランスジェンダー女性と同じ職場(しょくば)の女性たちは、同じトイレを使いたくないとはっきり言えなかった。
それを最高裁判官(さいこうさいばんかん)は、じつは女性たちはいっしょのトイレを使うのをとくにいやがっていないんだと、決めつけた。
ひとりではむずかしいことも、仲間(なかま)とならつづけられる。
- ・ナプキンはシートやトイレットペーパーでつつんで、中身(なかみ)が見えないように捨てる(すてる)
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ナプキンを盗まれにくく(ぬすまれにくく)するため。
世界(せかい)には使用済み(しようずみ)ナプキンを盗んで(ぬすんで)売ったり(うったり)、経血(けいけつ)を食べたりする男がいる。ナプキンを広げづらくしておこう。
- ・共同(きょうどう)トイレの場合、使用済み(しようずみ)ナプキンを使い捨て(つかいすて)サニタリーバッグで持ち帰る(もちかえる)。
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世界(せかい)には使用済み(しようずみ)ナプキンをを盗んで(ぬすんで)売ったり(うったり)、経血(けいけつ)を食べたりする男がいる。
持ち歩き用(もちあるきよう)サニタリーバッグは100均で買える。
- ・男子に生理をからかわれたら、できることはぜんぶやる。
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担任(たんにん)、保健(ほけん)の先生、男子の親などに「女性ならだれでもあるもの」と言ってもらえるよう戦う(たたかう)。
多くの男子は同級生(どうきゅうせい)の女の子を見下している(みくだしている)から、あなたのからだをバカにすることはできる。
でもあなたと同じように、大人の女性をバカにすることはむずかしい。
- ・女子トイレにナプキンを置いて欲しいと訴える(うったえる)
-
学校や生徒会に提案(ていあん)してみよう。
あなたの住んでる街(まち)が無料で配って(くばって)いるか、地元(じもと)でそういう活動をしている大人がいないかを調べてみよう。
なければナプキンを配っている団体(だんたい)、レッドボックスジャパンがある。メールをしてみよう。
実はナプキンが手に入れられなくて困っている女子は想像以上(そうぞういじょう)に多い。
あなたが今お金に困っていなくても、ナプキンを忘れたことのない女子はこの世に存在(そんざい)しない。
いつかのあなたの助けにもなる。
「生理の貧困」 | 内閣府男女共同参画局
グラフを見たらたくさんの街(まち)で、生理用品(せいりようひん)を無料(むりょう)でくばっていることがわかったよ。
世界中(せかいじゅう)でナプキンを手に入れられない女性は多いんだよね。行動(こうどう)するのは決してはずかしいことじゃないよ。
共同(きょうどう)トイレになったり、トランスジェンダー女性と同じトイレを使うことになったら、特に生理(せいり)のときどうすればいいのか悩む(なやむ)ね。
壁(かべ)いちまい外に男がいる前で、ナプキン変えたくない! 使用済み(しようずみ)ナプキンが捨てて(すてて)ある個室(こしつ)にも入ってほしくないよ!!
それが本音(ほんね)でも、ひとりでそう言うのはむずかしいよね。差別(さべつ)って言われるかもしれない。ほんとうは女の子は、なにひとつ心配(しんぱい)することなく生理をやりすごす権利(けんり)を持っているのに!
子どものみんなに大変な思いをさせて、ごめんなさい。
でもこの国に生きる以上、女子はずーっとサバイブしないと生きていけないんだ。
子どもの頃(ころ)からサバイブの方法を知っていて、ソンにはならないよ。
男が女子トイレにいたらとにかく走って逃げろ(にげろ)!!!! これだけはおぼえて帰ってください。
女子のからだを持ったあなたへ
ここまで読んでくれてほんとうにありがとう。
むずかしい言葉を使っているところもあるから、よくわからないところは周り(まわり)の大人に聞いてみよう。
大事なことだからもう一度言うけど、すべての女の子には男の子と同じトイレに入りたくないと言える権利(けんり)を持っています。
それは差別(さべつ)じゃない。
防犯(ぼうはん)と安全(あんぜん)は差別(さべつ)にはならないんです。
家の鍵(かぎ)をかけたからって、お隣さん(おとなりさん)や家の前を歩いているひとを差別(さべつ)してるとは言わないのと同じだよね。
これからもジェンダー教育(きょういく)を受ける(うける)機会(きかい)があると思います。
でも彼らの言う物語(ものがたり)をそのまま信じないで、すこし考えてみてください。
彼らはあなたが女子トイレで男に殺される可能性(かのうせい)を、すこしでも心配(しんぱい)してくれているでしょうか?
そのうち女の子の安全(あんぜん)より、男につごうのいい話や、女装(じょそう)した男の気持ちしか考えてないことに気づくよ〜。
しかし女性が意見(いけん)をいうと、何度も何度も黙らされます(だまらされます)。
差別(さべつ)だと言われて、いやになることもたくさんあると思います。
でも世界(せかい)にはあなたと同じように、男と同じトイレを使いたくないと思っている女の子はまちがいなくいます。
あなたはひとりじゃない!
いつか大人になったら、そういう女性たちと必ずめぐり会えます。
それまでなにがなんでも生きのびて!
近い未来、女子トイレを守り抜いた(まもりぬいた)世界(せかい)でまた会おう!
すべての女の子は男の子と同じトイレに入りたくないと言える権利(けんり)を持っています。それは差別(さべつ)じゃない。防犯(ぼうはん)と安全(あんぜん)は差別(さべつ)にはならないんです。
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