シャオリュー読書記録【2月】

小綠

2月の読書記録を、フェミニストとして書いてみた。
シャオリューが読んだ本と、感想に興味がある女たちだけ読んでくれよな!

目次

SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術

おもしろい話が女性差別シーンのせいで、現実に引き戻されるのほんまどうにかならんかね〜。

俺は小説も漫画も映画も好きだし、女性差別なんてしなくてもおもしろいものは作れるはずだと信じてる。

しかしそもそも論、女性差別シーンがなくならないのは誰の問題なんだろう?

作者なのか、編集者たちやスポンサーなのか、はたまた客層なのか?

世界中に映画を売ってるハリウッドの脚本家の執筆した『本当に売れる脚本術』の中にヒントがあるかもしれない。

脚本家いわくおもしろいストーリーに必要なのは、才能なんていう曖昧なものではなく、アイデアを論理的に組み立てること。

すべてのストーリーにはジャンルがあり、進むべき道筋は大昔から決まっている。

昔どこかで聞いた、日本神話とギリシャ神話は似ているという話を思い出した。

古代人だろうが現代人だろうが、日本人だろうがギリシャ人だろうが、おもしろい話はおもしろい。

支配者層が神話に込めるメッセージと、おもしろい話のロジックは国や時代を越えてしまうんやろうね。

そして本題の、女性差別がないフィクションは作れないのかという問題だが、まあ……普通に作れそう。

ただしふたつの問題で難しいので、あまり作られていないのが現状。

ひとつめはお金を出す決定者層が年配の男たちで、映画に行く客層はティーンと二十代のカップルや夫婦だから。

ただしこれはアメリカの客層の話なので、日本ではどうなのかはわからない。

ふたつめは『原始的な欲求』問題。

著者はこの話は原始人でもわかるか? という問いかけをしている。

どういうことかというと、絶体絶命の状況で生き残りたい、素晴らしい異性とセックスしたい、猛獣に食われたくない家を守りたい、家族を救いたい、人生を共に生きるパートナーを見つけたい、復讐したいなどが挙げられている。

なるほど確かに、世界中で大ヒットした作品は、こういう原始的でシンプルな動機のストーリーが多い気がする。

ただしこれが大問題!

この原始的な欲求とは男の原始的欲求のことで、女の原始的欲求とは違うから。

有名な欲求五段階説で説明すると、すべての生き物が持つ『生理的欲求』食事・睡眠・排泄の中に、男のマズローは性欲を入れた。

でもこれは女からすれば遺憾の意じゃない?

一度に多くの子を産めない哺乳類の女は、安全の欲求が満たされなければ産むことを控えるものだよ。

今の男は原始人の男と同じ物語を楽しむことができるだろうが、女とは最初から食い違っている。

では古代ギリシャの女たち、古代日本の女たち、そして今を生きる私たちが共に爆笑できる話とはどんな話やろう?

これは俺の趣味かもしれないけれど『女だけの国』はどうかなあ。

男が考えたアマゾネスじゃなく、女が考えた女による女のための話。

それこそ遺伝子を未来へ繋ぐ、正統なる生命の物語やと俺は思う。

中高生からの論文入門

多くの人に伝わる文章を書く。

それがどういうことなのか、俺にはずっと分かっていなかった。

高卒でずっと単純労働をしてきて、書く機会も添削を受ける機会もなかったし。

だから通信制大学でアカデミックライティングを受けたときの驚きは、今でも忘れられない。

世の中にあるなんだか頭が良さそうな文章は、大学で書き方を教えている!

俺がいま、大学を諦められない理由はこれだ。

40代で新卒カードを手に入れたってクソの役にも立たないので、貯金していた方が絶対いい。

それでも、怒りと好奇心が俺を動かしている。

それまでの混沌のごとき作文から解放され、大学ではルールに則ったレポートや論文の書き方を学べたなんて知らなかった。

俺はずっと自分のことを、とんでもない馬鹿だと思っていた。

でも俺はルールを知らなかったんだ。

ルールを知らなかったのは、俺のせいではない。

教育が、馬鹿を十人並みにすることができると証明してやる。

誰もがライティングの訓練をしないまま、深くモノを考えられる様になる訳がない。

著者ふたりが冒頭に書いているように、この本に書いてある内容は中高生で習えるべきだ。

「考えてから書くのではない、書くことによって考えるのである。」

本当にそうだ。

上手く書けないからと何もしないのは、黙っているのと変わらない。

フェミニストなら尚更、いつ多くの人に伝わる文章を書く必要に迫られるときが来るか、わからないのだから。

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